Original Product

ウエスト・鼠径部ゴム不使用|リラックスとエレガンスが共存するマーメイドタンガができるまで

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ずっと構想があり、
試行錯誤の末、形にしたものの
なかなかこれという言葉を生み出せず
時間がかかっていましたが
改めてリラックスタイプのボトムをリリースします。

2013年末からずっと体に原因不明の発疹が続き
皮膚科内科等を受診するのですが
ストレスや年齢の変化によるものだろうという見解をいただき
健康なからだであることを
両親に感謝するものの
目に見えないところとは言え、
痒かったり、発疹の跡を見たりすると
どんよりと気持ちの落ち込みが長く続いていました。

何よりしんどいのが
ソケイ部。
ここに発疹ができると
下着着用時の見た目もよくない、
そしてインポートのやわらかい素材でも違和感を感じる。
そんな思いを抱えながら過ごしていました。

食生活においては
お酒はそれなりに飲みますが
かなり野菜中心&魚のそれなりにバランスが取れた食事を好みます。
また、
私自身が
巷に溢れるあれが良い、これが良いロジックに辟易気味なこともあり、
食生活の振り返りには、
民俗学の古典を読みつつ
気分転換をはかっていました。

そんな中で出会ったのが能登半島の沖合いの島特有の海女文化。
海女さんといえば白い衣服やウェットスーツで潜る姿をイメージしますが、
舳倉島の海女は
昭和のある時期までは裸に「サイジ」というフンドシ型の衣服を身に着けて
潜っていました。
つまり、トップレス姿ですね。
文化人類学者であるフォスコ・マライーニの撮った写真の数々は
日々の生活を楽しみ、
たくましく生きる女性たちの姿がおさめられています。
この写真は本当に美しく、躍動感に溢れており
強い感激をおぼえました。

「サイジ」はヒップ部分がTバックになっており、
漁に必要なナイフ等を結わえることができる形状です。

これをアレンジすれば
ノンゴムでストレスのないリラックスショーツができるかな?とふと思い立ちました。

サンプルは10型は縫ったかと思います。
シンプルな形ながら、
微妙な幅、長さで着用後の見た目が変わるため
試行錯誤が続きます。

形が完成すれば素材。
ランジェリーシートは普通のベビー衣料用のガーゼで問題ありませんでしたが、
ショーツに仕立てると
面が大きいだけに思ったより厚みを感じる…
悪くない、悪くないんだけど
これぞ!と突き抜けるところまではいきませんでした。
いえ、履くとレースもきれいだし、とっても心地よいんですよ^^
ただ偏りすぎな私の感性が満足しないというだけ。

そんなこんなを続けていた折、
手にした瞬間これだ!と感じる播州織りの生地に出会います。

通常ダブルガーゼは2枚が織り合わさって1枚になっています。
つまり2枚重ねにすると実際は4枚なんですね。
ところが、
このガーゼ生地は
細い糸を甘くゆるく織っている心地よさに加え、
耳部分しか絡みがありません。
つまり、
繊細なリバーレースに重ねても
同じ質感を感じることのできる極上の組み合わせでした。

ただし、縫製がとても難しい。
あたりまえです。
通常1枚の生地を無理やり分断して縫うのですから・・・

・・・とこの辺の生みの苦しみは書けばきりがないので省略。

幸運なことに、
思い通りの仕立てをしてくださる方との出会いに恵まれて
なんとか形にすることができました。

というショーツを
2月13日~15日神戸のポップアップショップで販売します。
イベント概要はこちら→☆☆☆

画像のブラはリトラッティのノンワイヤーのトライアングルブラ、定番商品です。
イタリア人のフォスコ・マライーニと海女文化の出会いのように
イタリアのリトラッティと日本の素材の取り合わせもなかなかでしょう?とひとり満足しています。

うーん、だいぶ端折ってしまった。
もう少し構造やその他要点わかりやすく
近々リライトせねば、です。