【2021年7月末日】ご協力をお願いしておりました「卵巣がん治療を受けた女性のセクシュアリティの変容プロセスの研究」は無事に目標数に達したため協力してくださる方の募集を終了しました。
このサイトを通じても応募があったとのことで、小さく淡々と続けているこの活動が誰かの目に留まり、誰かの役に立つかもしれないということをとてもうれしく感じています。研究には時間はかかりますが、まだ一般的に周知されていない課題に関心を持つ人が増えていくことを願っています。
このお知らせに目を通してくださった皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
私たちエクラは、#1年のうち15日間だけオープンするランジェリーショップを展開しながら、卵巣がん患者の会スマイリーさんに賛同し、女性特有の疾患のひとつである「卵巣がん」啓発活動を2017年から続けてまいりました。
なにかを解決したり、誰かに寄りそうでもなく「女性であれば誰でも可能性のある、有効なスクリーニングのない疾患がある」ことを地道に発する活動はあまりに小さなものでありますが、このたび松井利江さん(天理医療大学 医療学部看護学科 関西医科大学 看護学研究科博士課程)から研究協力のご依頼がありました。
下記内容をお読みいただきまして、ご条件に合致する方がいらっしゃいましたらご協力や周りの方にSNSなどのシェアをいただけましたら幸いです。
研究協力のお願い
私は婦人科病棟で 13 年間、看護師として多くの婦人科がん患者さんやご家族の看護に携わっ てきました。
この度、卵巣がん患者さんへの看護、なかでも卵巣がんになっても女性として活 き活きと過ごせるような看護支援を検討したいと考えて研究を計画しました。
卵巣がんの診断 や治療は、性的な機能のみではなく女性としての体や心の働き、大切な人との関係(これを総 称してセクシュアリティと表現します)に影響を与え、様々な問題を引き起こしうるものです。
しかし、実際に卵巣がん患者さんがどのようにこれらを経験しているのか、医療者には分かっ ていません。
患者さんが求める支援を行うためには、経験された方のお話しを聞かせて頂くこ とがとても重要だと考えています。
是非、お声を聞かせてください。ご協力をお願い致します。
以下に研究の概要を示します。ご連絡を頂いた方には、改めて詳細に説明をさせて頂きます。
【研究テーマ】
卵巣がん治療を受けた女性のセクシュアリティの変容プロセス
*この研究は、文部科学省科学研究費の助成を受けています。また、関西医科大学看護学研 究科 博士課程の研究です。
【研究の方法】
①研究に参加いただける方の条件として、「診断時の年齢が 20~50 歳までの方」「初回治療を 終えられている方」を設定しております。
②緊急事態宣言発令中ですので、原則としてオンライン(Zoom アプリ)を用いて、60 分程度 の面接調査を行います。回数は 1 回ないし 2 回です。Zoom を使い慣れてない方には、使用 方法をご説明いたします。
③面接では、卵巣がんが分かってから現在に至るまでの心や体、大切な人との関係の変化に ついてお話し頂きます。話したくないことをお話し頂く必要はありません。
④ご協力いただいた方には、1 回の面接ごとに QUO カード 1000 円分を謝礼としてお渡しいた します。
お約束
お話し頂いたことは決して他者に漏れることがないようにいたします。学会や論文での発表を前提としますが、個人が特定されることは一切ありません。
この研究に関心をもたれた方(協力の可否をお決めになるまでの段階で構いません)は、お気軽にメールにてご連絡ください。
メールにはお名前、ご希望のこちらからの連絡方法(メール かお電話か)をご記入ください。
連絡先
松井利江
天理医療大学 医療学部看護学科
関西医科大学 看護学研究科博士課程
(QR コードからメールが送信できます)